2023年10月17日

ノルマンディー1次募集馬 ブラックカシミールの22

本馬の父スワーヴリチャードは、今大注目の新種牡馬ですね。
とにかく産駒の勝ち上がり率がとても優秀で、日高産でも結構
勝ち上がっていることは評価できると思います。

ブラックカシミールの22は、サマーセールにて税別3100万円で
高額落札されたということで、一口105,000円もします。

ここまでセリ値が上がっても、クラブ的にはどうしても欲しか
ったということなのでしょうね。

種牡馬は集客力があるのは確かですし、測尺も問題ないですね。
厩舎は美浦の若手になりりしたが、パウオレでは非常にお世話
になっているところです。個人的には何ら問題ないところだと
思います。

馬体は、さすがにこのお値段の馬ですから、このくらい整って
当然というところでしょうか。動画では付くべき所に筋肉が付
いていて柔らか味が有るように思います。

脚の出や振れも気にならないですし、募集馬の中ではかなり上
位の馬だと思います。

ただ、お値段的にどうなのか。これに尽きると思います。
仮に6万円台だったなら、この出来ならかなり欲しいかな。
10万円台となると、ウルティマミューズの22やサウンタの22
の募集価格を大きく超えてしまいます。

それでも馬代を回収できる程の活躍をして貰えれば、個人的に
は問題は無いのですが、気になるのは母父バブルガムフェロー
の存在です。

バブルガムフェローは、サンデーサイレンス産駒初期の名馬で
すが、種牡馬としては大成しませんでした。
その割に、母父としてはかなり頑張ったとは思います。

ですが、近年の成績を見ると母父としてのピークは越えたかな
という気もしますし、スワーヴリチャードを付けたことにより
サンデーの3×3の濃いクロスとなるため、気性的に問題が出
てこないかという心配もあります。

本馬の母系を見ると、バンブー牧場の愛情溢れる血統ではある
のですが、母の産駒成績では物足りない感じですね。

やはりスワーヴリチャードの力量次第ということにはなりそう
ですが、価格的に1~2勝程度では満足できないところなので、
ここは岡田牧雄氏による解説動画を早く見たいところです。



posted by うまっこぷらす at 08:36| Comment(0) | ノルマンディー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする